コピーページにはならない

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毎週TSUTAYAに行ってるこれでいいのか大学生。わざわざ落ち込む映画を借りてわざわざ落ち込むのが私の幸せ。

痛いことをして痛むのは私だし、気持ちいいことをして気持ちよくなるのは他でもない私のはずなのにそれら全てがまやかしだって思う。電車に乗っていると突然すべての景色が灰色になってぼろぼろ崩れたり、水中から聞く音みたいに話し声が沈んでいったり、右肩斜め上からいつも私を見下ろしている私がいたり、指から離れた爪がはたしてこれは私と呼べるのだろうかって小一時間考え込んだり、私は私なのか鼻をさした私が私?それとも「私」?わからないよ。自分が誰だかわからないなんてそんな悲しいこと、だから私を教えて、君の言葉で私を説明して!私は君のことを信じるから、君が語る私を信じるよ。これが私の君の宗教のはじまり。

私の人格は映画や漫画や本ゲームテレビ誰かのことば音楽の断片を張り合わせてできたコラージュ作品かもしれない君の髪型も服装もことばも笑顔もその悲しみですらオリジナルではないかもしれないそれでもたまらないたまらないたまらないたまらなくすき。君のことが好きだなあと思うとき、その頭がワイドショーやドラマや週刊誌ではなくあなたであることを願う。